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お家のメンテナンスは何をするべき?時期・修繕費用の相場もご紹介

2020-01-23

自分で建てた、夢のマイホーム。できるだけ建てた時の状態を保ち、美しいまま残していきたいものですよね。

そのために必要になってくるのが、「メンテナンス」。傷んできた部分を定期的にケアすることで家の寿命を延ばし、資産価値を保つことができるんです。

そこで今回は、家のメンテナンスについて詳しくご紹介!メンテナンスする時期や修繕費用の相場について解説していきましょう。

 

1.家のメンテナンスで必ず修繕するべき3つの箇所

メンテナンスといっても、「どこを直せばいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。じつは家には、傷みやすく定期的なメンテナンスを必要としている箇所があります。

まずは修繕するべき3つの箇所をご紹介するので、ご自宅を観察して、メンテナンスが必要かチェックしてみてくださいね。

 

1-1.外壁

外に面している「外壁」は、家の中でもとくに傷みやすい箇所。雨や日光、台風による暴風などを直接受けるのが外壁です。

外壁の継ぎ目やひび、めくれなどから水が浸入すると、大掛かりな工事になってしまうことも……。そのほかにも、家の強度がさがってしまったり、汚れが目立つようになったりするケースもあります。

家の見た目にも大きく関わってきますので、メンテナンスでいつまでも美しい状態をキープしましょう。

 

1-2.水回り

室内でとくに傷みやすいのが、「水回り」。キッチンや浴室、洗面所、トイレなども定期的なメンテナンスと日々の清掃が必要な箇所なんです。

たとえばユニットバスの浴室は耐久年数が15~20年ほどといわれており、長く住むうえでメンテナンスは切りはなせません。キッチン本体も耐用年数は10~20年ほどで、ガスコンロや蛇口に不具合が出るなど、パーツが少しずつ劣化してきます。

トイレや水道、浴室などは、突然使えなくなったとき生活に支障をきたす箇所。「突然トイレが使えなくなった!」なんてことになってから修理業者を探し始めると、直るまでにかなりの時間がかかってしまいますよね。

浴槽下のカビ、配管の傷み、腐食など……水を使用する場所は劣化症状が起こりやすいので、定期的にチェックしておきましょう。

 

1-3.屋根

外壁と同じように、「屋根」も外からのダメージを受けやすい箇所。雨や日光、風などを直接受けるので、影響が出やすいんです。

安価なものから高性能の高価なものまで、屋根材にはさまざまなものが。例えば「トタン屋根」は耐用年数が10~20年と短く、メンテナンス回数もそのぶん多く必要になってきます。

反対に、サビにくく耐久性が高い「ガバリウム鋼板」は耐用年数が20~30年で、高価ではありますがメンテナンスの回数を抑えることができます。

このように、お家を建てるときやリフォームするときは、未来のメンテナンスのことも視野に入れるとよいでしょう。

 

2.家のメンテナンスによるメリットとは

家の傷みを直したり、外観を美しく保ったりするメンテナンスですが、ほかにもメリットはあるのでしょうか。「多少の傷なら放置していてもいいんじゃないのか?」とも思っちゃいますよね。

じつは家の寿命は約30年といわれており、このころにリフォームを検討することが多くなります。このとき、今までしっかりメンテナンスをしてきた家は、かんたんなリフォームで終わります。しかしメンテナンスをしていなかった家は、建て替えるしかないことも……。

この先どう自宅と付き合っていくかを考えて、家の傷みや老朽化をケアしてくださいね。

 

 

 

3.時期で見るメンテナンスの箇所と費用

家の寿命を長くしてくれるメンテナンスですが、「いつ何をすればいいの?」と疑問に思いますよね。

そこで最後は具体的な時期と費用についてご紹介します。それに合わせて、メンテナンス費用も計画的に貯蓄しておきましょう。

 

3-1.築5~10年

築5年までの新しい住宅はメンテナンスもほとんど必要なく、安心して暮らすことができます。そんな時期を経て、築10年ほどで初めてのメンテナンスを行うご家庭が多いです。

築5~10年では、白アリ対策の防蟻工事、外壁のコーキング打替や塗装、水回りの補修、屋根や配管の点検などを主に行います。

具体的な費用については、防蟻工事が約15万円、外壁の塗装が約50万円、各補修・点検がそれぞれ1~20万円ほど。10年目とまだまだ新しい家でも、メンテナンスには費用がかかることがわかりますね。

 

3-2.築10~20年

築10~20年では、10年目のメンテナンスに比べて補修する部分も多くなってきます。15年目で一度防蟻工事を行っておき、20年目で本格的なメンテナンスを行うと、より安心して過ごせるでしょう。

築20年ころのメンテナンスでは、10年目にした「白アリ対策の防蟻工事、外壁のコーキング打替や塗装、屋根や配管の点検」に加え、水回りのリフォームも。たとえば、ユニットバス・洗面所・キッチン・トイレなどを新しいものに交換します。

システムキッチンを交換する場合は、I型で60万円~、L型で70万円~交換可能。ユニットバスは60~100万円、トイレは10~20万円、洗面台は10~30万円ほどが相場です。

コンロの火がつかない・蛇口がサビたなど、不具合や老朽化を機に変える方もいれば、「最新式のキッチンを使いたい!」とリフォームされる方も。不具合やご家族の要望に応じて、交換を考えてみましょう。

 

 

 

3-3.築20~30年

築20~30年になると老朽化も進み、メンテナンスの規模も大きくなってきます。外壁や屋根、壁紙の傷みが見てわかるようになるので、耐久性や見た目を向上させるためにも、しっかりとしたメンテナンスが必要です。

築30年の節目には、防蟻工事や水回りの補修に加え、配管の全面改修も。さらには屋根の葺替や塗装、外壁・内壁の張替や塗装も行います。

屋根だけで50万円以上、高くて200万円にものぼることも。外壁張替で60~300万円、配管は1mで5千円ほどかかるのが相場です。

このころに家の状態が非常に悪い場合は建て替えの必要も出てくるので、年数が若いうちから定期的な点検とメンテナスを行いましょう。

 

4.こまめなメンテナンスでいつまでも美しい家に

老朽化によって、思い出がいっぱいつまった家を取り壊すことになった……なんてことは寂しいもの。

メンテナンスによって家の寿命は延びるので、愛するマイホームには補修やリフォームを行い、定期的にケアしてあげましょう。そうすれば耐久性もキープでき、築年数が増えても災害時にも安心してお過ごしいただけます。もちろん建てたばかりの頃の美しさを残しておくことにも繋がるので、いつまでも心地よい暮らしができるはずです。

 

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