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家の寒さ対策はこれだけでバッチリ!プロがオススメする方法5選

2019-12-03

秋が終わりに近づくと、急に寒くなり始めます。突然の気温差に、あわてて暖房・防寒の準備をするご家庭も多いのではないでしょうか。

しかし暖房をつけてもなかなか室温が上がらなかったり、家に隙間風が入ってきたりと、寒さには悩まされますよね。

そこで今回は、今すぐできる「家の寒さ対策」をご紹介!寒さの原因になっている箇所をしっかりカバーできているか、確認してみてくださいね。

 

1.家が寒いのはなぜ?構造や素材に原因アリ?

「家の中が寒くて、布団を出るのがつらい……」と感じたことはありませんか?暖かい布団から出たくなくて、ついつい学校や職場に遅刻しそうになりますよね。

まずはなぜこんなにも室内が冷えるのか、その原因について解説していきましょう。もしかすると家に問題があるかもしれません。

 

1-1.アルミサッシは寒さも伝えやすい

家の暖かさは屋根・床・換気・壁などから逃げていきますが、とくに逃げやすいのは「窓」!暖かい空気の58%が窓から外へ出ていくのです。

その原因は、窓で使用している素材にあります。日本の住宅の多くは「アルミサッシ」を使用していますが、加工しやすいだけでなく、熱が伝わりやすいという特徴も。つまり熱が伝わるということは、寒さも伝わるということなのです。

 

1-2.窓からの隙間風

築年数が古い家によく見られるのが、窓からの隙間風。窓とサッシの間にできた小さな隙間からヒューヒューと空気が流れ込み、寒さの原因となっているケースはよくあります。

窓枠・サッシ・建物などがゆがんだり劣化したりすると、隙間が少しずつ開き、隙間風が目立つようになるのが原因です。とはいえ新しい家でも風の通りがゼロではないので、完全に防ぎたい方は隙間対策を行いましょう。

 

1-3.気温の影響を受ける建物の温度

冬に「足元が冷える」「壁が冷たい」と感じたことはありませんか?

建物は24時間外気に触れているので、気温の影響をうけるもの。そのため外が寒くなると建物そのものが冷えてしまい、床や壁から冷気が伝わってきます。

つまり外に面した壁に近付くとひんやりした空気を感じるのは、家の冷えが原因なのです。

 

1-4.冷気が下にさがるから暖房がきかない

「暖房がきかず、エアコンをつけっぱなしにしている」なんて方も多いのではないでしょうか。暖房は冷房よりも電力を使うので、電気代も気になりますよね。

じつはその原因は、冷たい空気は下にさがりやすく、暖かい空気は上昇しやすいという特性によるものなんです。

エアコンから出た暖かい空気は上へ行こうと天井を暖めます、外から入る冷たい空気は下へ行こうと床を冷やします。これが「エアコンがきかない」と感じる原因です。

 

2.自分でできる!家の寒さ対策を3つご紹介

家の寒さの原因として、サッシの素材や隙間風、空気の性質などがありましたよね。では、これらはどうすれば解決できるのでしょうか。

ここからは自分でできる家の寒さ対策を5つご紹介いたします!家にあるものやホームセンターで購入できるもので対策できるので、ぜひ試してみてくださいね。

 

2-1.暖房器具を窓際に置く

「冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へ行く性質」が、家を冷やす原因のひとつ。なかなか室内が暖まらないのは、空気の流れのせいだったのです。

この寒さ対策には、暖房器具の位置を変えることがおすすめ。「窓際に置く」だけで室内が効率よく暖められるんです!

最も効果的な方法は、窓の下・窓際にヒーターを置くこと。専用の窓下ヒーターという暖房器具もおすすめです。暖かい風を床に沿って送り、循環させましょう。

 

2-2.保温性のある長いカーテンを選ぶ

カーテンは室内の暖かさを逃がさない・外の冷気を防ぐ役割があり、冬の寒さ対策にはかかせないアイテムです。

そんなカーテンのなかには保温性があるものも。保温率によってランク付けされているカーテンもあり、しっかりと暖かい空気を守ってくれます。そのためエアコンもききやすく、節電にもつながるのが嬉しいポイントです。

また、長いものを選び、床との隙間をできるだけ少なくするのもカーテン選びのコツ。冷気が隙間から入らないように、カーテンでガードしましょう。

 

2-3.窓にプチプチを張る

梱包材として使われているプチプチは、家の寒さ対策にも役立つアイテム。プチプチのふくらんだ部分が空気の層を作り、外の冷たい空気を入りにくくしてくれるんです。

使い方はいたってかんたん!プチプチの膨らんでいる面を窓ガラス側に向け、部屋の中から両面テープで貼り付けましょう。はがしたときにテープのベタベタが気になる方は、窓ガラスにマスキングテープを貼り、その上から両面テープをのせると綺麗に剥がせますよ。

 

3.しっかり防寒するなら「窓」を変える!オススメの2つの方法

暖房器具や長いカーテンなどによっても寒さ対策はできますが、「もっとしっかり防寒したい!」という方は窓を変えてみましょう。窓を変えるだけで、隙間風を入りにくく、暖かい空気を逃がさない家にできちゃうんです!

ということで最後は、寒さをガードする窓についてご紹介します。暑い夏もエアコンのききがよくなり、快適に過ごせるようになりますよ。

 

3-1.二重窓

しっかり家の寒さ対策をしてくれるのが、「二重窓」。名前のとおり、今ある窓の内側にもう1つ窓を作り、二重にしたもののことを二重窓と呼びます。

窓と窓の間に空気の層が冷たい風を防いでくれるので、室内の暖かさが格段にUP。もちろん夏は暑い外気を防ぎ、室内の冷たい空気を逃がしません。

さらには防音・防犯・防露の効果もあることから、より住みやすい家となるでしょう。

 

LIXIL インプラス

 

3-2.ガラスの交換

ほとんどの住宅では1枚板のガラスが使われており、空気の層はありません。プチプチを貼ることで空気の層を作りますが、見た目が気になる方もいるのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、「ペアガラス」。複数枚のガラスが1セットになっており、窓ガラス同士の間に空気の層が作られます。これが寒さ・暑さをガードする仕組みです。

見た目もふつうの窓と変わらないため、スッキリしたインテリアが実現できます。

 

日本板硝子 スペーシア

 

4.本格的な寒さ対策には家のリフォームも検討してみよう

寒さ対策についてご紹介しましたが、今すぐにできるかんたんな方法もありましたね。

それでもなかなか暖まらないときや、築年数が古い家の場合はリフォームも検討してみましょう。壁・屋根・床下・窓・浴室などを改善すれば、「冬でもぬくもりのある家」へと生まれ変わるはずです。

冬を乗り越え、春の訪れを暖かい家で待ちましょう。

 

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